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[レビュー]ボードゲーム「カルドロン」の紹介

ゲームマーケット2011秋出展予定のボードゲーム「カルドロン」。カルドセプトの全国大会優勝経験者達が作ったカルドセプト風”アナログ”ボードゲームということで、初めて見た時から気になっていたんですが、出展に先駆けてレビュワー募集ということだったので応募してみました。予想以上の応募があったらしく急遽テスト版を追加で作成して下さったそうで、お陰で我が家にも無事テスト版が届きました。2人戦から4人戦まで合計で8戦ほど遊んでみたので、レビューしたいと思います。ゲームマーケット来場者のボリュームになりそうな「ボードゲームはそれなりに遊んでいる。カルドセプトは名前は聞いたことがある」くらいの層を想定して書いています。

カルドロン(公式サイト)
カルドロン 【ボードゲーム"カルドロン"】
概要

 カルドロンは、「カルドセプト」「モノポリー」のような、マップ上での自分と他人の領地の価値の競い合いという要素と、「ドミニオン」「サンダーストーン」ようなデッキ構築要素とが融合しているボードゲームです。プレイヤーはすごろく風にマップを周回しながら、止まった土地にクリーチャーを配置して自分の領地を増やしていきます。時には他人の領地へ自分のクリーチャーを侵攻させて領地を奪ったり、自分の土地をレベルアップさせることで更に自分の領地の価値を高めていきます。領地を得るための"クリーチャー"、戦闘を行うクリーチャーに持たせる"アイテム"、その他様々な効果を持つ"スペル"の3種類のカードを場から購入し、自分のデッキを強化していくことで上記の行動を有利に進めます。ゲームの終わりに、持っている領地の価値の合計が最も大きいプレイヤーの勝利です。
(詳しいルールについては、公式サイトにマニュアルがあります)

カルドロンコンポーネント 【"カルドロン"のコンポーネント】

プレイ人数:2~4人
 2人戦から4人戦までやってみました。最も面白いのはやはり4人戦でしたが、3人戦でも問題なく遊べます。2人戦だとちょっと物足りない感じでした。クリーチャーで干渉できるのが止まった土地とその前後の計3マスなので、3人戦ならば平均してその中に自分の土地が1個弱(城と砦にはクリーチャーを配置できないため)、4人戦なら4分の3弱です。ドミニオンよろしく他人のターンは次の自分のターンの行動を考える時間となることに加え、他人から自領地への侵略が起これば領地防衛の選択が発生するため、人数が増えても待ち時間で退屈することはありませんでした。

プレイ時間:60~70分(公式では50分)
 初心者へのチュートリアル込みでプレイしたり(その場合は公式推奨のLV5終了)、通常のLV7終了でプレイしたりしましたがどのゲームも大体70分ほどでした。人数によって大きく変わることもなかったです(人数が多いと周回速度は落ちますが、侵略が多く起こるため早くLVが上がります)。面子のプレイ回数が増えて自分のターンの買い物で悩むようなことがなくなってくると、50分未満にも充分なるのではないかな、と思います。「移動にダイスを振るかわりに手札の移動ポイントを合計する」というアイデアが非常にスマートで、自分の手番にダイスを振ってから考える、ということがないのでゲームの高速化に大いに寄与しており、ドミニオンから取り入れたデッキ構築・手札捨て回しのシステムを見事に活かしていると思います。

魅力

カルドロンの魅力的と感じたところや、こんなところに魅力を感じる人にオススメしたい!という点について。

【ドラマティックなゲーム展開】
 領地の奪い合いでダイナミックに形勢が変化するので、ゲームごとにドラマがあります。高価値な領地でも、ひとたび侵略が成功すれば丸ごと奪われるため、 序盤有利になったプレイヤーがそれだけで優位に居続けることは困難で、優位の保持には細心の注意が必要になります。例えば、仮にある時土地なしで通行料収入が見込めなくて も、周回で貰った3、4マナで買えるクリーチャーと武器一枚だけでも、他人の高価値な領地を奪うチャンスが充分生まれます。実際に侵略を成功させるには「目的の領地付近に止まる」・「侵略側の手札にクリーチャー・武器が来ている」・「防衛側の手札に防具が来ていない」と運に因る条件が多いところはありますが、下位プレイヤーにとっても「ゲームの最終盤まで逆転の可能性が残る」ゲームになっていると思います。
 また、侵略に関して印象的なシーンが生まれやすいので「前半苦しかったけど、あの土地奪えたのが大きかったなー」など感想戦が盛り上がるのもいいところと思います。

【戦略に合わせたデッキ構築】
 戦略やゲーム展開に合わせてデッキを作っていく楽しみがあります。「今回は初期クリーチャーに"ウッドフォーク"が入ってたからバニラクリーチャー多めに買っ て援護デッキにしてみよう」だとか、「あのプレイヤーが先制クリーチャー拠点の武器買い戦略してるからこっちは"マサムネ"買っておこう」とか。場から購入できるのは各山のトップにめくられている9種類のカードからなので、相性の良いカードばかりを買ってベストなデッキを構築していくことは(ドミニオンなどに比べると)難しいところがありますが、その分他人とのカードの取り合いや、手元のマナチップをすぐに使ってしまうか目当てのカードが出るまで温存しておくか、等の選択が悩ましい問題となっています。

【大局観の求められるプレイング】
 最終的に自分が勝つために、目の前の損得だけでなく、ゲーム展開を広く見渡した判断が必要になります。「手札にある"スモールシールド"を使えば今侵略を受けているLV1の領地を守れるけど、続けて隣のプレイヤーからこっちのLV3の領地を侵略される可能性が高いから、ここはあえて侵略されておこう」とか、「このターンに最下位プレイヤーのLV4の領地を侵略できるけど、隣にあるトッププレイヤーのLV2の領地の方を侵略すべきかも」とか。特に領地LVのアップに関しては、迂闊に達成LV近くまで上げてしまうと他人から侵略を受けて達成LVにされそのまま入城、という場合があるので充分にタイミングを図る必要があるようです。

【“剣と魔法とドラゴン”のファンタジーな世界観】
 "ゴブリン"、"ゴーレム"、"ワイバーン"などのクリーチャーが領地を巡って争い合う、というシチュエーションはファンタジー好きにとって非常に魅力的です。遊びに来ていた友人が部屋の隅に置いてあったカードのイラストを見て「これは何なの?」と興味を持たれる、ということが何度かありました。また、テスト版のプレイ中では、"クレイモア"を手に襲い掛かる"ミノタウロス"を、細腕の"ウィザード"が"スピア"で撃退するシーンなどはにわかに盛り上がりました。

魅力的なクリーチャー 【"カルドロン"の魅力的なクリーチャー】

【“カルドセプト”のエッセンス】
 上に挙げた内容を見て、「こういうところの魅力は”カルドセプト”と同じだな」と思った方もいると思います。実際、ゲーム中にカルドセプトを思い出すことは多く、アレンジされたルールの中にカルドセプトの楽しさがたくさん盛り込まれている、と感じます。テスト版のプレイで「"ミルメコレオ"の守りで磐石と思われた領地が、立て続けに二人のプレイヤーから侵略を受けて落とされる」、「達成LVに達したプレイヤーが"リコール"を使って足勝負を制する」、「"ホーリーワードⅢ"で着地点を変えて狙いの領地を侵略する」シーンなどは、見ていてニヤリとしました。カルドセプトはルールが複雑で未経験者には敷居の高いゲームだと思いますが、カルドセプト未経験者にカルドセプトの楽しさを知ってもらうためのゲームとしても、カルドロンは良いのではないかと思います。

“カルドセプト”と“カルドロン” 【”カルドセプト”と”カルドロン”】


終わりに

 楽しみにしていた"カルドロン"、プレイしても充分に期待に応えてくれるゲームでした。カルドセプト好きの自分にとってはカードやコマを触りながらプレイするアナログゲームでカルドセプト的な楽しさも味わえる、というところが一番の魅力と言えます。ゲームに誘った友人達の評判も上々で、普段は"お邪魔物"や"コロレット"など軽めのゲームをプレイすることが多いのですが、それらと比べるとやや複雑なこのゲーム後も使わなかったカードを見直して「このクリーチャー強すぎ!」「このカードどうやって使うの?」などと盛り上がっていました。
 拡張性の高さも魅力的なところと思います。カードの追加などはあれば嬉しいですが、少なくともマップについてはユーザー側で新たなマップを作って遊んでみてもいいと思います。マップによって戦略が変わるのはカルドセプトではお馴染みのところなので、カルドロンにおいても更にゲームの楽しみを広げてくれることと思います。
 製品版はゲームマーケット2011秋で頒布予定とのことですが、テスト版をプレイしてみて、やはりゲームマーケットに買いに行くことにしました(もちろん他に欲しい物もありますし)。売り切れのない充分な頒布数のあることを願います。。現在のところゲームマーケット以外での頒布予定はないとのことですが、よくできたゲームと思うので、その後も何らかの形で手に入るようになるといいなと思います。
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2012.07.15 Sun 07:48  |  承認待ちコメント

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2013.01.17 Thu 13:55  |  承認待ちコメント

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